レポート 竹テント作りワークショップ
先日の11月5日、6日の2日間。
竹でテントを作るというワークショップを開催しました。
講師は、NPOトージバさん。
これまで、竹にまつわる実践的な研究を積み重ねてこられ、
東京朝市では60台もの竹テントがずらりと並ぶそうです。
竹は、軽くて、よくしなり、そして強い。
素材としてはとても魅力的。
しかし、元来自然のものでもあるので、
先程まで土から延びていた竹を使うからには、朽ちる、腐ることが付きまといます。
そこを、1日目はまずはじめに加工に適した竹を選別して伐採し、
保存性を高める作業(熱を加える)を施しました。
そして2日目に、ノウハウの詰まった位置決め、穴あけ作業や金具の取り付けです。
テントなので、持ち運びしやすいように折りたためること、
何度も使えることがとても大切なポイントです。
最後、
2台のテントが出来上がった時には、
もう日没しはじめ。ギリギリでした。
この2日間はあいにくの雨模様。
それでも、
各地からお集まりの皆さんは、竹テント作りをマスターすべく、
雨の中の伐採、運搬、加工まで、最後まで集中力が持続していました。
形は竹テントなのだけど、
竹という、地域にとっては次から次へと生えてくる素材でもあり、迷惑なものでもあるもの。
その竹藪を、伐採を通してきれいにしつつ、
自分たちの暮らしの中で役に立つものを作り上げていく。
普段、何気なくそこにあるものが、
こうして形を変えると、何か気持ちに湧き上がるものがありますね。
ミレットでは、こうして出来上がった竹テントを、
イベント出店で積極的に活用していきます。
そして、また竹テントを増やしていく活動もしてまいります。
どうぞご期待ください。