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農の明日を創る会 ~北海道・はるきちオーガニックファーム・小林さんを囲んで~

こんばんは。

この冬は、
秋の収穫物を選別したり、保存したり、鍋を囲んだり、
語り合ったり。
そんな季節ですね。

冬がもうすぐ終わり、春の足跡が聞こえてきそうな、
季節を分ける頃、節分。

そんな、春の到来と共に、
またここに素敵なご縁が生まれそうな予感です。


北海道から、はるきちオーガニックファームの小林さんが、
京都にお越しになります。

小林さんは、キューバの自立した農業を題材とした映像「Salud!(サルー)ハバナ」に撮影に同行し、その映像のなかでレポーターをされました。

以前、このキューバの映像化にあたり、レポーターを募集されているのを覚えています。そして3年前、友人を通じてこの映像を見て、
島国であり、エネルギーや多くの食糧や医薬品、様々な原料や工業製品を輸出入に頼っているというかつての状況、そして社会主義とはいえ大都市のモノに溢れた状況は、現在の日本と重なって写って見えます。
鎖国状態とも言うべき環境、経済危機にたたされたキューバがとった行動。
多くの分野で、そして農業においても、
都市でのアスファルトを剥がし、その自らの大地で自給するほか無かったという苦悩が見て取れます。
それから3年。
まさか、小林さんとお会いする機会が生まれるとは思っていませんでした...

今回、
大豆レボリューションの味噌仕込み会が行われる2月8日(日)の夕方より、
静原はCAFE MILLETにて、京都の若手生産者・オーハラーボと若手八百屋さん・ワンドロップが集まります。


小林さんの言葉も合わせて映像を見て語り合い、食卓を共にし、
この繋がりから、
これからの農を創っていこう!という会が開催されます。

興味のあるかたは、ぜひご一緒しましょう。
お昼間の大豆レボリューション・手前味噌仕込みご参加の方でも、もちろんOKですよ~


『農の明日を創る会』
~北海道・はるきちオーガニックファーム・小林さんを囲んで~


●日時:2009年2月8日(日)18:00~20:30
●場所:CAFE MILLET 京都市左京区静市静原1118
●会費:1,500円(上映費、オーガニック食事付)
●アクセス・:地図、バスの時間帯については、こちらのページ下にあります。
●定員:20人
●お申し込み: millet@cafemillet.jp まで、お名前、人数、お電話番号をお知らせください。
●内容:DVD「キューバ都市農業リポート」上映と語り合い、ご飯の会。
「はるきちオーガニックファーム 」代表である小林卓也氏がレポーターとして参加、制作したDVD、キューバ都市農業リポート「Salud!ハバナ」 の撮影の際、彼が実際に見たキューバの現状を、映像とスライドで紹介します。

★キューバ都市農業リポート「Salud!ハバナ」 とは。
食料自給率40%のカリブ海の島国キューバは、1991年のソ連の崩壊とアメリカの経済封鎖で輸入がストップし、深刻な食料不足に陥る。
化学肥料や農薬はもちろん、石油エネルギーなども輸入に依存していた島国では、大胆な政策転換を実行した。
それまでの郊外における大規模農業から、都市部における農薬や化学肥料を使用しない有機栽培を国が自ら実践し、市民に広く推奨。
市民自ら野菜を自給自足をすることで未曾有の危機を乗り越えただけでなく、生産者という新たな雇用を生み出し、農作業ボランティアや顔の見える直売場では新たなコミュニティーが誕生したという、ハッピーエンドな現在のキューバのありのままをレポートしたもの。
まさに、自給率39%の島国、日本に住む私たちに、ヒントをあたえてくれる興味深いムービー。

★小林卓也 (はるきちオーガニックファーム 代表)
http://www.harukichi-farm.com/ 
北海道石狩市生まれ、在住。29歳。
北海道大学工学部環境工学科に在籍し、主に畑作地帯の環境問題について研究する。
同時に、入学当初からアルバイトをした居酒屋「春吉」で有機野菜に出会い、
地産地消や食物の安全性について関心を持ちはじめる。
卒業後、有機農業を日本やオーストラリアで研修した後、石狩市にて有機農業を開始。

現在営農5年目で3haの畑にて20種類以上の野菜と豆類を有機栽培で生産している。
利にかなった農業生産が信条。
「野菜が健康的に育つ環境を整えればいいのであって、農薬や化学肥料は邪魔者にすぎない」