子どもたちのいる時間

場所をもつということは、
どんな時・場合においても、
小さな子どもからお年寄り、
どの世代でも、
その場を等しく共有しているという意識が
必要なのだと思います。

私たちは、
世代ごとに一つの空間に集うことのメリット・
デメリットを既に学んでいます。

ここ静原で、
いま、
野外保育の可能性が出てきています。

「野外保育」と呼ぶのが良いのかどうかは分かりません。
保育や教育の制度・仕組み・組織などについてはあまり
ここでは詰めていく必要はないと思っています。

しかし、
木や竹があり、実がなり、花が咲き、
小川があり、魚や虫がいて畑や野原のあるこの場所で、
子ども達がそれぞれに持つ様々な感覚を膨らませていける。
「センス・オブ・ワンダー」を育んでいける。
そうした機会を、
お父さんやお母さん、
また保育や子ども達の遊びに可能性を見い出している方々と共に、
ここで意識的に設けてみることは、
とても学びのあること。そう感じています。

本来、
どんな場でも、
どんな時間でも、
子ども達やお年寄りがそこに居て、
ごくあたりまえに過ごしていることが、
あたりまえの社会であると思っています。

社会というと大げさですが、
「家族」という最小単位の社会をみると
良いのかなと思います。

特定の年齢で何かをするというのは、
逆に特異なことのようにも感じます。

何かに没頭し、
自ら気付き、学んでいく。
時には年齢の差を超えて伝え合い、
感情を表現していく。
子どもは子どもらしく、
表現できたらそれでいい...


大人が出来ることといえば、
そんな環境を奪うことなく、
逆に計画して与えるのでもなく、
ただありのままに置いておく、
という事なのかな思います。

こうであったらいいな、
という思いは、いまかたちにする時。
興味のある方は、ぜひご一緒しましょう。


最終的には、
様々なワークショップ、
音楽のイベント、
料理教室、
EcoVillage作り、
ツリーハウス作り、
畑の時間、
日々の暮らし...
そうしたここで流れていく全ての時間を、
このような見えない意識で満たされていたらいいな、と考えています。


CAFE MILLET